やっぱり東京
昨日は気分転換がてら一泊して東京の山手線周りをフラフラと散歩していると、
東日本大震災への募金を募る人達に出会いました。
震災当時は自分は結局何も支援できなかったことと、被災地の復興は一体今
どうなっているのか興味があったので、少額ではありますが募金してみました。
寄付を募っていた人は決して説明がうまい人ではなかったので、結局自分で
ネットで調べてみました。
震災復興のいま|3.11応援企画 - Yahoo! JAPAN
少し古い記事ではありますが、避難解除されても帰還した人は10%台と
非常に少ない模様です。特に若い人ほど戻らないと決めている人が多いとのこと。
不謹慎ではあるのですが、この一連の体験の中で投資の女神が舞い降り、
ふと脳裏に浮かんだことがあります。
それは「地方の空き家問題にも同じことが言えるのではないか」ということです。
本格的な人口減少社会に突入し、インフラ整備に転換を求められる中、
求められるのはやはりコンパクトシティに近しいものだと思われます。
人口減少に伴い現場で悲鳴が上がる中、無秩序に拡大したインフラを維持するのは
限度があるように思います。
故郷の思い出等といった過ぎ去った「過去」ではなく、これからの時代を生きて
いかねばならない子供達の「未来」に焦点を当てるのであれば、被災地の人達が
故郷に戻らないのと同様に、都市部へと人が集中していくのが自然な流れでは
ないでしょうか。
大災害はむしろ都市計画見直しの絶好の好機となるかもしれません。
そうなると東京の不動産というのは、何だかんだであまり心配しなくて
よいのかもしれないなと思った今日この頃です。